ラメリック(嶋田 美津惠)

健康博覧会

ラメリックは今年、健康博覧会へ2日間も行ってきました。1日では足りないほど、盛りだくさんでした。

地球再生のため
自然保護のため
木の伐採を止めるため

など、多くの出展者が儲けること以上に環境のことについてうたっていました。

ラメリックと同じ志を持っている人ばかりのように思えてきました。

化学物質過敏症のラメリックとしては、どのブースへ行って話しを聞いてもその方たちの手をとって、一緒に小躍りしたくなるくらい、嬉しすぎる内容でずっと興奮状態が続きました。

一度にこんなにたくさんの同じ志を持っている人と出会えるなんて、なんと素晴らしいことでしょう。
今回はたくさんの人と名刺交換をしました。

これからの地球はよくなる一方に思えてきます。

2日間も夢のような時間が続いていたので、ラメリックのタガがはずれてしまい、ビッグサイトを出なければいけない時間をとうに過ぎていたことに気付きました。

次の待ち合わせの時間に間に合うには、ビッグサイトから全力疾走して国際展示場駅まで走るしかありません。
たくさんの同志からいただいたパワーが有り余っているラメリックは、喜んでスタートをきりました。

ところが、中間地点に差し掛かったくらいから、ラメリックの斜め後ろで誰かが走っている様子を感じました。
きっと、同志にパワーをいただいてエネルギーが有り余った人がラメリックの様に走っているのかもしれないと嬉しくなり、更にスピードを上げて走っていると、その人の方から声が聞こえます。

「すみません、待って下さい~。」

ラメリックは走るのをやめて後ろを振り向くと、1人の男性がラメリックの名刺入れを片手に持ちながら、息を切らし両膝に手を当てて、苦しそうに話し始めました。

「名刺入れを拾って、後を追って渡そうとしたのですが、走っても走ってもなかなか追いつかなくて~」

その男性は重い荷物を持っていたのにラメリックに名刺入れを渡すために全力疾走してくれていたのです。
見本市の帰りの名刺入れを落としたらそれまでの名刺交換したもの全てが無駄になってしまうことを知って走ってくれたのでしょう。

ラメリックは、深々と頭を下げお礼を伝え、今度は名刺入れを片手に握りしめて、駅まで走りました。

また、そんな同志に助けられたので更にパワーをいただき無事次の待ち合わせに間に合うことが出来ました。

今回の中で特に気に入ったのは髪染めのヘナです。

ヘナ

ラメリックの体で試しても化学物質的な不快さをまったく感じません。色落ちはしやすいですが、ここまで感じないのは初めてでした。

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