ネイルベッドが伸びない原因と伸ばし方を解説!ハイポニキウムを伸ばすオイルもご紹介

ネイルベッドは爪の根元のピンク色の部分です。長くなると爪も健康に育ちやすいですが、伸ばすのは簡単ではありません。

でもご安心ください。伸びにくい原因と対策を行えばネイルベッドは伸ばせます。

この記事では、ネイルベッドが伸びない原因と伸ばし方を詳しく解説します。さらに、ハイポニキウム(爪の裏側・白い皮膚のような部分)を伸ばす際に効果的なオイルについてもご紹介!

美しい爪を目指す方はぜひお読みください。

爪のネイルベッドが伸びるって嘘?

ネイルベッドを伸ばすのは難しいと言われていますが、爪の構造やネイルベッドを伸ばすための基本的な知識を得て、正しくケアすれば可能です。ネイルベッドのほか、爪裏のハイポニキウムの伸ばし方のポイントもお伝えします。

  • ネイルベッドを伸ばすための基本知識
  • ハイポニキウムを保湿してもサイドが伸びない場合

ネイルベッドを伸ばすための基本知識

「すっぴんの爪」、いわゆる素の爪をバランス良くケアすることが、美しい爪を育てる秘訣です。

理想的な爪は、ハイポニキウム、両サイド、生え際の4辺で支えられています。サイドウォール*に包まれることで、ネイルベッドが安定する仕組みです。

ネイルベッドとハイポニキウムを伸ばしたい場合、すっぴんの爪をケアしていくことが最も早く、効果的。爪と指の固定が弱いほど、爪を当てない指使いが自然と身につき、爪が健康に育つためです。

したがって、日常生活で爪に負担をかけない指使いを習慣化し、爪を健康的に育てることによって、徐々にサイドウォールやハイポニキウムが成長します。

爪本来の美しさを保ちながらネイルベッドを伸ばすには、すっぴんの爪を育てるのが最適な方法なのです。

*サイドウォール:爪甲の両側にある厚みのある皮膚の部分。爪の安定性と保護において重要な役割を果たす。

ハイポニキウムを保湿してもサイドが伸びない場合

そもそも、一生懸命保湿してもハイポニキウムが伸びない場合、爪が短すぎるか、正しいケアができていない可能性が高いです。

爪が伸びることでハイポニキウムも伸びますが、単に爪先の白い部分を伸ばすだけでは不十分。

とくに、ハイポニキウムのサイドが伸びないのは、保湿不足や日々の指先の扱いが原因です。乾燥や不適切な所作により、爪を支える4辺の構造が崩れ爪のサイドが支えられなくなり、ハイポニキウムが育ちません。

ハイポニキウムを育てるには、爪を噛む癖、乾燥などから爪全体を守り、爪の裏側や周囲をしっかりと保湿することがポイントです。

【ネイルベッドが伸びない原因】生まれつきの場合も

ネイルベッドが伸びない原因はさまざまです。生まれつきの要因もありますが、日常生活での習慣も大きく影響しますので詳しく解説します。

  • ジェルネイルで爪が傷んでいる
  • 深爪・爪を噛む癖がある
  • 乾燥
  • 日常の指の所作
  • ハイポニキウムが伸びない一因は「遺伝」

ジェルネイルで爪が傷んでいる

ジェルネイルのオフの際に爪が傷つき、爪に負担をかけ、ネイルベッドの成長を妨げる原因になることがあります。

ジェルの除去時に爪表面を削ってしまうため、爪が薄くなり、ネイルベッドの成長に悪い影響を与えているのです。傷んだネイルベッドは割れやすく、爪が伸びない要因に。

まずはジェルネイルをお休みし、爪を健康にすることが大切です。

爪が割れている場合は、「爪にヒビがある時の対処法とは?割れた爪の治し方や伸びるまでに通えるサロンをご紹介」の対処法を参考にしてみてくださいね。

深爪・爪を噛む癖がある

深爪や爪を噛む癖は、ネイルベッドが伸びない主な原因の一つです。爪の先端への刺激が健康を害し、成長を妨げることがあります。

また、「爪噛み症」は小児や思春期に多く見られ、爪の変形や短縮化を引き起こします*。噛むことでハイポニキウムが露出し、傷つきやすくなるのです。

ただし、日々の生活習慣や環境が爪の形に大きく影響することもあります。普段、ピアノやギターの演奏をする方は、ネイルベッドが徐々に短くなることが特徴です。

*妹尾小児科「咬爪症(こうそうしょう) Nail biting」
http://senoopc.jp/disease/nailbiting.html

乾燥

乾燥は爪にとって大敵です。乾燥すると爪や周囲の皮膚が硬くなり、ネイルベッドの成長が止まってしまいます。

理想的な爪は4辺で支えられていますが、乾燥や不適切な指先の扱いによりサイドウォールから離れ、ハイポニキウムの成長も阻害されます。

適度な水分量が保たれないことで爪に縦線が現れたり、割れやすくなったりすることも。

とくに寒い季節には、爪をしっかり保湿しましょう。

爪の縦線について知りたい方は「爪に縦線が入る原因と改善方法とは?「育爪」で健康な爪を取り戻す方法を徹底解説」をあわせてお読みください。

日常の指の所作

日常の指先の扱い方が、ネイルベッドやハイポニキウムを育ちにくくする原因になる場合もあります。

具体的にいうと野菜や果物の皮を剥く、シールやガムテープを爪先ではがす、缶を開けるなど、爪を道具として使用すること。

家事や仕事などで指先を酷使すると、爪に負担がかかり、ネイルベッドが伸びにくくなることがあります。

ハイポニキウムが伸びない一因は「遺伝」

爪の形状は、顔のパーツや骨格と同様に遺伝の影響を受けます。生まれつき爪が縦長の人やハイポニキウムが伸びやすい人を「羨ましい!」と思うこともあるでしょう。

生まれつき爪の形状や成長速度が異なるため、ケアを行っても思うように伸びないケースも考えられます。

しかし、ハイポニキウムの成長には個人差があるとはいえ、遺伝は絶対的なものではありません。専門家の知識を活用すれば、爪の形やハイポニキウムの成長を意図的に変えられるのです。

自分の爪の特性を受け止めて、長い視点で正しいケアを続けることが大切です。

ネイルベッドの伸ばし方

ネイルベッドの伸ばし方として、以下のケアが効果的です。

  • 爪は短すぎない長さに・紙やすりで整える
  • 爪を保湿して健康に保つ
  • 爪をしっかり保護する
  • ハイポニキウムを伸ばす効果的な方法

ネイルベッドを伸ばしたい方は、ご紹介するケア方法を実践してみましょう。

爪は短すぎない長さに・紙やすりで整える

爪を短く切りすぎると、ネイルベッドが成長しにくくなります。爪の白い部分を2〜3mm残して切りましょう。

また、爪切りの代わりにやすりを使います。なぜなら、爪切りは爪の自然なカーブを損なう可能性があるためです。

やすりは一方向に動かし、爪に負担をかけないことがポイント。なお、ネイルファイル(紙やすり)の使い方は「スクエアオフとアークスクエアの5つの違いとは?素爪を美しくする秘訣を解説」でも解説しています。

ネイルケアには、使いやすく長持ちする「爪育やすり」がおすすめです。爪を優しくケアしながら綺麗に形を整えられます。

使いやすく長持ち!削りやすく形も整えやすい「爪育やすり」

爪を保湿して健康に保つ

ネイルオイルやハンドクリームで爪を保湿することで乾燥を防ぎ、健康的な爪を育てましょう。

とくに、オイルケアがハイポニキウムを伸ばすのに効果的です。爪の裏側に1滴のオイルを落とすことで、乾燥しがちなハイポニキウムを優先的に保湿できます。

こまめにハンドクリームを塗布して手指全体の保湿対策を行うことがおすすめです。

ネイルオイルやクリームで爪の周りを保湿して、爪の乾燥を防ぎましょう。

高保湿なネイルオイル「育爪オイル」とは→

爪をしっかり保護する

ネイルベッドを健康的に伸ばすには、日常生活での指先の扱い方に注意が必要です。家事や仕事をする際は、ゴム手袋などを着用し、爪を保護しましょう。

爪を道具として使用しないことを念頭に、タイピングや押し込みなどの作業も爪先に負担をかけないようにしてくださいね。

爪を保護することでネイルベッドへのダメージを最小限に抑え、健康的な成長を促します。

今一度、普段の生活動作を見直したうえで、爪を保護する習慣を少しづつ身につけていきましょう。

ハイポニキウムを伸ばす効果的な方法

ハイポニキウムをマッサージしたり、専用のオイルを塗布したりすることで成長を促すことができます。適切な刺激と保護のバランスが大切なんですね。

効果的なネイルケアは、爪の裏側からオイルを1滴落とすこと。しばらく経ってハイポニキウムに浸透したら、優しくマッサージすることで血行を促進しましょう。

このように、ネイルベッドを伸ばす方法の中核は、ジェルネイルでも爪の白い部分を伸ばすのではなく「素の爪」を丁寧に育てることです。

素の爪を美しく育てたい場合は、「育爪サロン」の利用が効率的です。ジェルネイルや一時的なケアではなく、爪本来の美しさを引き出す方法で、立体的で健康的な爪に。

ネイルベッド・ハイポニキウムを伸ばす「育爪オイル」

育爪オイルは、爪や甘皮を保湿し、ネイルベッドの成長を促す効果が期待できる「爪の美容液」です。以下2つの特徴をみていきましょう。

  • 育爪オイルの特徴① ハイポニキウムを伸ばす効果
  • 育爪オイルの特徴② 爪のサイドウォールを育てる

育爪オイルの特徴① ハイポニキウムを伸ばす効果

ゆっくり浸透する性質のオイルは、高い保湿効果が持続するため、ハイポニキウムを成長させる効果が期待できます。

育爪オイルは複数のオイルをブレンドしません。素材の持ち味が最大限に生きる「単一オイル」にこだわっています。

爪の裏から垂らし、ゆっくりとケアしてみてくださいね。

おすすめの育爪オイル:育爪セサミ・デオドライズド
オーガニック・セサミオイル100%で、セサミ(ゴマ)の香りを水蒸気で脱臭。香りがないため場所を選ばずにオイルを塗ることができ、効果的なハイポニキウムケアが可能。

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育爪オイルの特徴② 爪のサイドウォールを育てる

サイドウォールは爪を守るクッションの役割があり、柔軟性をキープするには何より保湿が重要です。

育爪オイルは厳選された素材で構成され、皮膚に深く浸透するため、サイドウォールの健康的な状態を維持するのに効果的。

ネイルベッドが伸びない時は爪全体のケアが必要!ご相談は「ラメリック」へ

ネイルベッドが伸び悩んでいる場合は、今回の記事を参考に爪の健康を守り、理想的なネイルベッドを育ててくださいね。

日常的なケアや対策を見直しても効果が感じられない場合は、一度専門家のいる「育爪サロン ラメリック」にご相談ください。

ネイルベッドを伸ばすために大切な日々のケアや、爪の状態に合わせて適切なアドバイスをご提供しています。