爪が傷んで割れてしまう「二枚爪」。割れた爪が引っかかると悪化する恐れもあります。二枚爪になりやすい方の中には、健康な爪を取り戻したい方もいるでしょう。
「なぜ頻繁に二枚爪になるのか?」
「効果のある治し方や予防法が知りたい!」
そこで今回は、二枚爪の原因を5つ解説します。治し方や予防法に加えて、美しい爪を保つ「育爪サロン」についてもご紹介するので、最後までぜひご覧ください。
二枚爪(二重爪)とは?内臓疾患のサインである場合も
二枚爪は「爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)」と呼ばれ、爪を構成する層が剥がれる状態です。
爪表面が不規則になり、痛みや出血、進行すると水虫のリスクも。
また、爪は体の健康状態を示す指標です。青白い爪は貧血、白濁した爪は内臓疾患(糖尿病や慢性肝炎など)の可能性が考えられます。
特に糖尿病では、爪が厚くなり黄色く変色することも。
爪の異常は内臓疾患を発見するサインであり、二枚爪も体の不調に起因する場合があります。
二枚爪になりやすい5つの原因
まずは、二枚爪の原因を正しく理解しましょう。ここでは、考えられる5つの原因を解説します。
- 二枚爪の原因1. 乾燥
- 二枚爪の原因2. 外的ダメージ
- 二枚爪の原因3. 栄養不足や睡眠不足
- 二枚爪の原因4. 指先の血行不良
- 二枚爪の原因5. カラーやコート剤
二枚爪の原因1. 乾燥
二枚爪の主な原因は「爪の乾燥」です。
爪の水分量が減ってしまうと、爪が乾燥し硬くなり、衝撃に対して割れやすかったり、もろくなりやすかったりするのです。
また、乾燥しないためには水分だけではなく、油分も必要です。どちらかが少ないと乾燥を招く原因となります。
特に、季節の変わり目や乾燥した環境下では十分に注意が必要です。
二枚爪の原因2. 外的ダメージ
二枚爪は、外的ダメージによっても起こります。
強い衝撃や摩擦などが原因となり、バレエ、ピアノ、ギターなどを仕事やレッスンで行う方のほか、過剰な爪の切り過ぎや爪の噛みグセのある方に二枚爪は多い印象です。
また、長時間の水に浸かることも爪を弱める要因に。段々と爪がもろくなり、二枚爪が生じてしまいます。
二枚爪の原因3. 栄養不足や睡眠不足
不規則な生活習慣による栄養不足や睡眠不足も、爪の健康に影響を与えます。
特に睡眠不足は爪の成長や修復能力を低下させ、二枚爪を引き起こす可能性が高くなるでしょう。
適度な運動とバランスの良い食事、良質な睡眠が鍵となります。
二枚爪の原因4. 指先の血行不良
全身の血流が悪くなることで指先の血行不良が起こり、二枚爪の原因となる場合があります。
特に女性に多い「末端冷え性」は血流の悪さが一因です。
指先が血行不良だと栄養が行き届かず、爪が健康に育たなくなり、強度が低下して二枚爪につながります。
血流の流れ改善には、卵や大豆製品がおすすめ。適度な運動も忘れないようにしましょう。
二枚爪の原因5. カラーやコート剤
爪にコート剤を塗ることで、爪が弱くなることがあります。
ジェルやカラー・コート剤はプラスチックを有機溶剤で溶かしたもので、有機溶剤は爪の油分を奪い、水分を蒸発させて乾燥を進行させるというデメリットがあります。
さらに、エタノール・アセトン・ベンジルアルコールなどにさらされた爪はもろくなり、二枚爪になりやすくなるのです。
二枚爪(二重爪)の対処法!自分でできるおすすめの治し方
「二枚爪の原因は理解できたけど、二枚爪になってしまったらどうすればいい?」とお悩みの方もいるでしょう。ここでは、二枚爪の対処法として、おすすめのセルフケアを解説します。
- 治し方1. 瞬間接着剤を付けて爪を伸ばす
- 治し方2. オイルを使って保湿する
- 手や足の二枚爪(二重爪)の治し方のコツは?
順にみていきましょう。
治し方1. 瞬間接着剤を付けて爪を伸ばす
爪が割れた場合、アロンアルファなどの瞬間接着剤を使って修復する方法があります。使用時は皮膚に付かないよう注意しましょう。
接着剤の目的は「爪をそれ以上はがれないようにすること」です。その後は、爪を物に当てないよう気を付けてください。
爪が伸びたら、傷んだ爪を爪やすりを使って優しく短くしましょう。
治し方2. オイルを使って保湿する
二枚爪の修復には保湿が大切です。爪や周囲の皮膚を保湿することで、爪の柔軟性や健康を保つことができるからです。
保湿の際のポイントは、以下のとおりです。
- 爪の裏側からオイルを塗る
- 水分と乳化させる
「油分と水分のバランス」をとりながらケアすることで、素のままで美しい爪へと育ちます。同時に肌も保湿すると、血行促進にもなるでしょう。
手や足の二枚爪(二重爪)の治し方のコツは?
手の二枚爪の治し方のコツは、保湿に加えて日常の動作で爪を酷使しないよう意識することです。
たとえば、ビンのふたは指の腹を使い、洗い物は手袋を着用するなど爪に負担をかけないようにしましょう。
足の二枚爪は、意外に思うかもしれませんが「靴ひもを結び直す」ことが効果的です。
調整することで、爪が靴の摩擦や圧力から守られ、外部ダメージが軽減されるでしょう。
二枚爪を防ぐ!爪を健康に育てるための予防法
「また二枚爪になった…」など、度重なる二枚爪に悩む方は、爪自体を強く健康にする必要があります。以下では、二枚爪予防のための方法を解説します。
- 『保湿』で爪の乾燥を防ぎましょう
- 爪切りはNG!『爪やすり』で爪を短くしましょう
- 二枚爪はストレスも大敵!『生活習慣』を見直しましょう
- 『育爪サロン』ですっぴんの爪を健康にしましょう
今日からでも、実践してみてくださいね。
『保湿』で爪の乾燥を防ぎましょう
二枚爪の予防には「保湿」が重要です。特に、乾燥が気になる時期はケアの回数を増やしましょう。
オイル(植物性オイルがおすすめです)で爪や手指をしっかりケアし、毎日複数回続けることで、素のままで美しい爪に育ちます。
また、オイルに水を少し垂らしてクリーム状にしたものは浸透力が高まり、手肌に馴染みやすくなるので実践してみてくださいね。
爪切りはNG!『爪やすり』で爪を短くしましょう
爪を切る際は爪やすりを使用しましょう。割れやすい部分を整えることで、二枚爪の予防になります。
爪やすりはひび割れや欠け、切りすぎによる痛み防止にも効果的です。
なお、爪やすりは爪に優しい紙製を使いましょう。指先の荒れ防止のため、白い部分を短くしすぎないこともポイントです。
整える際は、爪先が緩やかなカーブを描き、両角がなめらかで四角に近い「アークスクエア型」が二枚爪防止に向いています。
正しい爪の切り方に詳しく載っていますので、参考にしてくださいね。
二枚爪はストレスも大敵!『生活習慣』を見直しましょう
「二枚爪を繰り返したくない」と悩む方には、生活習慣の見直しがおすすめです。
育爪スタイリストの私・嶋田も病気がきっかけで見直し、保湿ケアに加えて食事改善や十分な睡眠を心がけました。
その結果、爪が健康に美しくなりました。詳しくは育爪ストーリーをご覧くださいね。
食べ物・睡眠・ストレス軽減など、体を健康にいたわることで、爪も健康に育ちます。バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけましょう。
『育爪サロン』ですっぴんの爪を健康にしましょう
育爪サロンとは、すっぴん爪をキレイにしたい人が行き着く場所。
年齢からくる乾燥や生まれつきの形だから…とキレイな手元を諦めている方もいるでしょう。
しかし、ネイル剤を塗らなくてもツルツルで立体的な形をした爪にすることができるのが「育爪サロン」の特徴です。
2003年開業以来、「爪を飾らなくても美しくなった」「維持が楽」と高い評価を得ています。
メディアにも注目され、スッキリ、あさイチ、ちちんぷいぷいなどの取材も!
二枚爪の予防に、すっぴんの爪を美しくする『育爪サロン』の利用もおすすめです。
【実例】二枚爪が育爪サロンで改善した例をご紹介します
実際に「育爪サロン」を利用した方の効果をご紹介します。ネイルなどによってダメージを受けた起こった二枚爪が改善され、見違える手に。「本当に二枚爪が治る」「爪も形が変わる」ことをお確かめください。
実例① コート剤でボロボロの二枚爪が改善
■初回
■3か月後
詳細はこちら:https://ikuzume.jp/archives/karte/15767
全体的に乾燥が目立ち、ささくれや粉を吹いたような白さがありました。爪は先端の欠けやほとんどの爪先の二枚爪が悩みのお客様です。
施術後は潤いのある手に生まれ変わり、ささくれや二枚爪が大幅に改善されました。
また、爪に艶が出てきたことは健康な爪へと変化していることを意味します。
実例② ジェルネイルによる二枚爪が改善
■初回
■7か月後
詳細はこちら:https://ikuzume.jp/archives/karte/13991
ジェルネイル後の乾燥などダメージから、ほとんどの爪が二枚爪に。
深爪で爪全体が小さくなってしまっていたお客様ですが、保湿ケアと施術を行ううちに二枚爪はなくなり、ピンクの部分が縦長になりました。
爪全体が大きくなり、キレイな爪へと変化しています。
二枚爪の原因解決へ!【育爪サロン ラメリック】で健康な爪を取り戻しませんか?
爪にどんなお悩みがあっても、まずはご相談ください。
「育爪サロン」は、94%の高いリピート率を誇ります。その理由は、すっぴんの爪そのものを美しく健康にできること、ハンドケアだけではなくフットケアも充実していること、忙しいなかでも短時間で施術可能なことなどが挙げられます。
また、丁寧なカウンセリングや非日常的なくつろぎの特別空間も魅力。ぜひ一度ご来店ください。