正しい爪の切り方です。
こんな悩みをお持ちではありませんか?
「2枚爪になりやすく薄い」「爪がひび割れる」「爪が欠ける」「指先が荒れる」「素の爪をきれいにしたいけれど、どうしたらよいかわからない」など。
もし一つでも当てはまる場合は、育爪サロンがしている「正しい爪の切り方」で悩みが解消されるかもしれません。
正しい爪の切り方には、3つのポイントがあります。
・爪切りではなく、爪にやさしい紙やすりを使う
・適切な長さにする
・形は育爪サロンオリジナルの「アークスクエア」に整える
ひとつひとつご紹介します。
目次
本編
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1.爪切りでなく「やすり」を使う
大切なことは、「爪切り」ではなく、すっぴんの爪を整えるのに適した「紙やすり」を使うこと
◯爪切りは爪の破壊行為
まず大事なことは、爪切りではなく、紙やすりを使うことです。
実は爪切りでカットすると、爪に大きなダメージを与えます。
爪は一枚に見えますが、上層・中層・下層と3つ繊維の層が重なっています。
また爪は、指の形に沿って湾曲(カーブ)しています。
爪切りで爪を切ることは、3層のカーブした爪を無理にまっすぐにして、押し切る行為です。
この衝撃で層がバラバラになり、二枚爪になったり、思わぬところにヒビが入るのです。
爪切りが爪のトラブルの原因の一つになるので、
爪切りではなく、爪用のやすりを使うようにしましょう。
◯やすりがいい、しかも紙製
紙やすりを使う場合、爪切りと違い、爪のカーブは変形することなく、そのままのカーブを保ちます。
強く押し当てることがなければ、層がはがれることもありません。自分で力加減を調整できるところが紙やすりのよいところです。
爪切りを使っていたら、思っていたより短くしすぎてしまったり、ピンクの部分ギリギリまで切ってしまって、痛みを感じたことはないでしょうか?
紙やすりは、爪を目で見ながら削るので、その点でも安心です。
やすりは、「爪切りに付属している金属製のやすり」しか使ったことがないという人もいるかもしれません。
しかし、金属製のやすりは、爪より硬いので、爪が金属に負けてしまいます。
爪の線維が壊れて、爪の切り口がギザギザになってしまい、衣類やタオルの糸に引っかかって、爪も布も両方ダメージを受けます。
同様にセラミック製・ガラス製のやすりも、硬すぎるため、断面をなめらかにするには不十分です。
爪を整えるなら、力加減が調整しやすく、爪への負担が少ない、「爪専用の紙やすり」を使うことをおすすめします。
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2.短くしすぎない
爪先の白い部分の長さを2mm以上残して、高さは指先とそろえる。さもないと指先が荒れる。
◯深爪だと爪の役割を果たせない
指の先端より爪が短い状態を「深爪」といいます。
深爪だと、爪のおもな役割である、
・指先を保護すること
・指の腹に加わった力を支えること
ができません。
深爪は、指の先端をカバーできないため、物に当たってしまいます。
この摩擦によって、指先の皮膚が剥がれ落ちて、白く粉をふいたり、摩擦から指先を守るために皮膚が角質化して硬くなったりします。
爪に白い部分があるのは爪本来の状態です。指先を健やかに保ち、爪の役割を果たすために、爪は指先と同じ高さに整えましょう。
◯爪先の白い部分は2〜5mmにする
爪先の白い部分は最低でも2mm、長くしたい場合でも5mmまでにしましょう。
白い部分が5mmを超えると、長すぎて爪先に物が当たりやすくなり、爪が折れる・欠ける・はがれる原因になります。
指先より伸びた爪だけを削るようにすれば、トラブルを避け、爪本来の役割を果たすことができるようになります。
爪は短くしすぎず、白い部分の長さを2〜5mmに整えましょう。
◯足の爪の白い部分は1〜2mm残す
サロンに来るお客様で「足の指が痛む」といういちばんの原因は、爪の切りすぎです。
短く切りすぎると、両角を削ることができずに、とがった角が残り、指の皮膚に食い込んでしまうのです。
爪の長さは、足の指の長さと同じか、1〜2mmくらい長いのが理想です。
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3.形が重要
形によって爪が欠けたり、割れたりしやすくなる。
アークスクエア形にすることで、衝撃に強くなり、かつ、ピンク部分が大きくなってキレイに見える。
◯ 形はアークスクエアに整える
爪先の形は丸くしたり、三角に近い形にせず、四角に近い形「アークスクエア」にします。
丸い形や三角の形は、先端が細い分、強度が弱まり、欠けたり、割れやすくなるからです。
また、爪と指先の左右の両端の皮膚が密着しないので、立体的な形になりません。
「アークスクエア」は、爪先が緩やかな弧(カーブ)を描き、両角がなめらかなスクエア型です。
アークスクエアには3つの利点があります。
1.割れにくく、物が引っかかりにくい、丈夫な形である。
2.爪の長さに関わらず、錯視効果があるので、平たい爪でも美しく見える。
3.ピンク部分が爪の先の左右両端まで伸びやすくなり、爪がより立体的になる。
アークスクエアは、爪先に何かあたっても、滑って衝撃を受け流してくれるので、ダメージを受けにくくなります。
またピンク部分が爪先の左右両端に拡大し、ピンク部分を伸ばせるようになります。
爪の形はダメージを受けにくく、かつ爪をきれいに見せてくれる、「アークスクエア」に整えましょう。
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4.紙やすりによる整え方の手順(①〜⑥)
◯用意する紙やすり
紙やすりは目の粗いものと細かいものを用意してください。
・粗いやすり(180〜240グリッド)ー長さを削り、形を整える。(下記の手順①〜④で使用)
・細かいやすり(280〜400グリッド)ー爪の断面をなめらかにする。(手順⑤、⑥で使用)
紙やすりでも硬すぎると爪に衝撃を与えてしまうので、中央にクッションが入っている、厚さが3ミリくらいのものを選びましょう。
・やすりは爪に対して90度に当てる。(斜めに当てると強度が落ちる。)
・長さを整えるときは、一方向にゆっくりと動かす。
・早く往復引きをすると削りすぎたり、爪が弱い人には衝撃が強すぎて2枚爪になりやすくなるので注意する。
・紙やすりを当てたまま、爪の一方向の角から反対側の角まで往復させる。
・長さを整えるときより、ゆっくりのスピードで。
・爪の真下に紙やすりを入れるように当てる。
・爪先に向かって紙やすりを1mmずつ動かし、水平に削る。
・とがった角に紙やすりを当てて、丸みを帯びた形に整える。
・ぬるま湯に10秒ほどつけて、引き上げ、タオルで水気をふく。
・断面のバリを細かい目のやすりやコットンで取り除く。
・目の細かいやすりで断面をなめらかに整える。
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※紙やすりで整えた後は、ネイルオイルで保湿をしましょう。
※紙やすりは、使用後、液体せっけんをつけて、歯ブラシなどの小さなブラシでこすったあと、よく水洗いして乾燥させてください。
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