ネイルサロンのネイルケアと何が違いますか?

ネイルサロンのネイルケアと何が違いますか?
ネイルサロンのネイルケアは爪に合成樹脂を塗る前の事前準備が目的です。育爪サロンの育爪ハンドケアはすっぴんのまま健康で美しいの爪を育てることが目的です。

このため、ネイルサロンのネイルケアは、爪の表面積を大きくしてジェルネイル・ベースコート・マニキュアなどを爪の生え際ぎりぎりまで塗れるようにするために、甘皮を切り取ることが多いです。
爪に深い縦すじがあると、ネイル材料を塗った際に地爪の状態が響いて、塗ったばかりの表面にも縦すじができてしまいます。このため、縦すじがなくなるように爪表面を研磨する場合があります。
爪の上にネイル材料を何ものせない場合でも、やはり爪表面を磨くことで、デコボコしていた表面をツルツルなめらかにする場合があります。研磨することで爪が光ってキレイに見えるからです。

一方、育爪サロンのネイルケアである育爪ハンドケアと育爪フットケアは、素のままの自爪をきれいにします。とはいっても、爪の表面は一切磨きません。爪の表面を磨くと、磨いた分だけ爪が薄くなってしまいます。磨いた部分の厚みは回復しないため、本来の厚みを取り戻すためには新しく根元から爪が生えてくるのを待つ必要があります。爪表面を磨くことで、一時的にきれいに見えますが、もし根元から生えてくる爪が縦すじばかりだったら、爪表面を磨き続けたくなるかもしれません。新しく生えてくる爪が縦すじのない、磨く必要を感じない爪であれば、爪本来の厚みを保ったままなので丈夫で欠けづらいですし、きれいな状態を維持するのが楽です。爪の表面をネイル材料でコーティングしないため、爪が苦しく感じたり、重く感じたりすることもありません。爪の下にあるピンク色をしている部分(爪床:そうしょう、といいます)からは皮膚よりも多くの水蒸気が揮発していますが、爪にある無数のすきまを通じて水蒸気が外へ放出されています。ネイル材料(塗料/アクリル樹脂/硬質プラスチック)で爪の表面が覆われている場合は、水蒸気の通り道がふさがれてしまいます。
育爪サロンではネイルケアオイルを塗るだけで「丈夫」「健康」「きれい」な爪を目指しています。