


爪が伸びない
- 爪が短すぎる
- 爪がすぐに欠けてしまって伸ばせない
- ジェルをやめて自爪を綺麗に伸ばしたい
- ジェルや人工爪を使った深爪矯正で爪が薄くなってしまった
- ピンクの部分が後退してしまった
- 爪のピンク色の部分を長くしたい
- ジェルやマニキュアをして隠さないと恥ずかしいくらい爪がひどい状態
- 表面の削りすぎで爪が薄すぎる
- 爪が薄すぎてお湯にふれると指先が痛い



原因1.乾燥しすぎている
爪には小さな穴がたくさん空いています。カチカチに乾いて硬くなっているヘチマのスポンジでも、水につけると、水をたっぷり吸ってやわらかくなります。実は爪にも、目には見えない穴が無数に空いていて、水を含んだり、皮膚から出る水蒸気を通したりしています。お風呂に長く入っていると爪がふやけてフニャフニャにやわらかくなりますよね。もし、スポンジや爪に、ジェルやマニキュアやコート剤を塗って表面を全て覆ってしまったらどうなるでしょうか。無数に空いた穴に、ジェルやマニキュアやコート剤の成分であるアクリル樹脂(プラスチック)が入り込んで表面の穴を埋めてしまい、水や水蒸気が通らなくなります。すると、スポンジでも爪でも、硬いままですので、衝撃が加わった時に、力を受け流したり、分散したり、吸収したりすことができず、欠けたり、割れたりしやすくなってしまいます。
ですので、爪の表面を何かで覆っている場合も、何もつけていない場合も、爪を柔軟に保つために保湿することが必要です。ここで重要なのが保湿にはオイルを使うことです。水でも爪はやわらかくなりますが、すぐに蒸発してしまい、持続力がありません。クリームは液体ではないため爪の小さな穴に入り込めず、中まで浸透しないため、爪はほとんどやわらかくなりません。また、クリームは爪の表面に乗っているだけなので、指先が何かに触れたり手を洗ったりするとすぐに取れてしまいます。
しかし、オイルであれば、小さな穴や小さな溝にも自然と流れ込んで爪の内部まで浸透してくれます。しかも、水のようには蒸発しませんので、保湿力が長く持続します。爪の表面が硬いプラスチックで覆われていても、爪の裏側からオイルを垂らすことで、爪裏からオイルが浸透します。また、爪先を空に向かって立てることで、オイルが爪の横側の「指と爪の溝」に流れ込み、さらに爪と指の境界線に沿って「爪の生えぎわ」の甘皮部分にまで流れ込みます。流れてきたオイルを爪の表面全体にすりこむようにマッサージすることで、指先の血行を良くしながら爪の全面が保湿され、衝撃を受け流す柔軟な爪になるので一石二鳥です。
実は、硬い爪よりも、柔らかい爪のほうが強いのです。柔道でいうところの「柔よく剛を制す」です。
原因2.衝撃を受けやすい形をしている
爪切りで爪をバチンと切ると、早く一気に切れるのですが、指から爪がはがされるような痛みを感じたことはないでしょうか。爪切りを使うと、アーチ状に丸みを帯びた爪が一旦たいらに伸ばされ、強い力で裁断されます。そのときに、爪の断面がギザギザになったり、細かな亀裂が入ったりします。すると、爪に衣服が触れたときに繊維がひっかかったり、物が当たったりしたときに、爪に亀裂が入ったり、気付かないほど小さかった亀裂が大きくなったりします。爪の断面も垂直な壁のようで一切丸みがないため、衝撃をまともに受けてしまいます。
爪切りでなく爪ヤスリで爪を削る場合でも、爪の形と断面の処理が大切です。爪先の両端が四角い形に角張っていると、頭では「指先は四角ではなく丸い」と思っているので、無意識のうちにその角に物が当たってしまいがちです。逆に両角がなく爪先がとがっている形も要注意です。爪先に何かが当たった時に、衝撃を受け止める面積が小さいので力を分散することができず、軽く当たったとしても大きな力が加わってしまい、先端部分がざっくりと大きく折れやすくなってしまいます。また、爪の先端だけではなく、横側の形も大切です。爪の横側(サイド)は爪が裂けやすく、ささくれのようになりがちです。無理に引っ張ると根元の皮膚がちぎれて出血したり、痛みをともなったりします。断面は流線形に処理して力を受け流すような形にすることで、何かが爪先に当たったとしても、新幹線の先頭車両のように力を受け流すことができます。
このように、爪の形は先端・両端・横側・断面を立体的に整えていくことで、物がぶつかりづらい爪、そして、もしぶつかったとしても衝撃を受け流しやすい爪にすることができます。
原因3.爪を道具にしている
私たちの爪は病気などでない限り、本来であれば放っておいても伸びます。爪が伸びるスピードは手の爪で1か月に約2~3mm、足の爪で1か月に約1.5mm伸びると言われています。しかし、爪の厚みが薄くなっていたり、乾燥で柔軟性を失っていたり、ぶつかりやすい形をしていたり、衝撃を分散しづらい形をしていたり、亀裂が入っていたりすると、爪に少し何かが当たっただけで、欠けたり、割れたり、折れたりしてしまいます。伸びるのには時間がかかりますが、欠けるときは一瞬です。裏を返せば、爪に何かが当たらなければ伸び続けるはずです。では、なぜ、そもそも爪に何かが当たるのでしょうか?
それは、私たちは無意識のうちに爪を道具代わりに使っているからです。「え?そんなことないと思うけど…」と感じたら健全です(笑)。でも、こんなことはないでしょうか?
- テープを爪ではがす
- スマホをさわるときに爪が当たることがある
- バッグの中に手を入れて手さぐりで鍵を探す
- エレベーターのボタンを指先で押している
- 照明のスイッチを指先で押している
- 缶のふたを空けるときにプルタブを爪で立たせる
- しつこい汚れをはがすときに爪を立てる
- 引き戸のへこんだ取っ手の部分に指先を入れて横に引く
- 頭皮を指先で洗っている
- フルーツの皮をむくときに爪を立てる
- パソコンのキーボードを指先でタイピングしている(はげて読めない文字がある)
- 重たい家具や家電を移動するときに指先が当たっている
- かゆいところに爪を当ててかく
- アクセサリーを付けたり外すときに爪を使う
- パンツを履くときに指の腹で引き上げる
- 引き出しを指先で開ける
- 草むしり土いじりをしたときに爪に土が入る
- 爪の白い部分とピンク部分の境い目に黒っぽい汚れが溜まっている
- 本や書類を取り出すときにスキマに指先をねじり込む
- 爪にストッキングや衣類の繊維が引っかかる
3つ以上思い当たったら注意が必要です。無意識のうちに爪に負担がかかりやすい使い方をしているかもしれません。では、どうすればいいのでしょうか?
それは、指先に絆創膏(ばんそうこう)を貼ることです。甘皮部分から爪を縦に覆うように指の腹まで絆創膏を貼ると、無意識に爪を使ってしまったときに、「あれ?」と違和感を感じます。爪を引っかける、硬さを生かす、とがった爪を利用する、といった機能が封印されるので、自分がどういう場面で爪を使っているのか、気付いて自覚することができます。
自分の無意識のクセや習慣さえ自覚できれば、爪や指先の代わりに指の腹と第2関節を使う、爪の平べったくて硬いところを使う代わりに10円玉など硬貨を使う、爪にゴミ・糸くず・土が入ったり爪が乾燥しがちな場面で手袋を使う、といった新しい習慣を身に付けることは意外と簡単です。




これまでの何十年かの人生で出来上がった爪にまつわる思い込みと無意識のクセが、今のあなたの爪をつくっています。新しい思い込みと意識的な習慣化があなたの新しい爪をつくります。そのためには
- 第三者の助けを借りたほうが早い
- 定期的に通ったほうが習慣化しやすい
と考えていただいたほうが現実的かもしれません。


はい、期間は思い込みが変わるスピードによりますが、爪の見た目が変わってくると思い込みも変わってきます。手の爪が半分生え変わる期間が約3か月なので、早い方で2~3か月で見た目の変化を実感して思い込みが変わり、無意識のクセに気付いて新しい習慣を身に付けています。
マッサージなどのオプションメニューをしない場合の手の爪のお手入れ費用は次の通りです。
- 初回…税込6,480円*1
- 2回目以降…税込5,940円*2
- 3か月間…税込36,180円*3(2週間に一度ずつ計6回通ったと仮定)
*1…初回料2,000円(2週間分の育爪オイル込み)+育爪ハンドケア4,000円+消費税480円。
*2…育爪ハンドケア4,000円+育爪オイル2週間分(10mL)1,500円+消費税440円。
*3…1回目6,000円+2回目以降5,500円×5回+消費税2,680円。







