ラメリック(嶋田 美津惠)

ハードルの高いお店

京都に来ました。

この町は何度来ても行きたいところが増える一方です。
なんでこんなにすごい勢いで、新しい店が出来るんでしょう。

今回は、何年もの間、行きたかったのにハードルが高くて行けなかった、イノダコーヒーへ行ってきました。

なぜ、そこがハードルが高いの?

と思うかもしれません。

京都市内にたくさん支店があり、席もたくさんある有名店で、営業時間も長く、行列もありません。

(札幌、東京、横浜、広島、大阪の枚方市にも支店があるみたいですね)

ところが、ラメリックはカフェインが取れなくなってしまったので、コーヒーや紅茶が飲めません。

オマケに、変わった食事法を取り入れているため、食事と食事の間に出来るだけ、カロリーのある物と果汁も入れないようにしています(消化器官にお休みしてもらっています)。

しかし、イノダコーヒーのドリンクメニューは、コーヒー、紅茶、フルーツジュース、レモンスカッシュなどしかありません。

ハードルが高いのは、ラメリックが飲める飲み物がないのに、そこでカフェタイムを過ごしたいからなんです。

ラメリックは店の人におそるおそる

「レモンスカッシュでレモン果汁と砂糖なしでお願いします。」

とお願いしました。

注文を取りに来た人が何度も奥に入っては出てきて、ラメリックのところに現れ、いろいろな質問をしてくれます。

ラメリックの食事法の話しも、その人にお伝えして、その甲斐もあってか、奥の人からも認められて、レモンスカッシュのレモン果汁と砂糖なしの飲みものが、やっと運ばれてきました。

それは、ただの「炭酸水」でした~。

イノダコーヒーのみなさんのおかげでメニューにないものを提供していただいて、ラメリックはやっとイノダコーヒーでカフェタイムを満喫することが出来ました。

お会計のレシートにはアップルジュースと書かれていました。

ラメリックが「メニューにないものをありがとうございます。また、来店しても大丈夫ですか?」と聞くと

「ぜひ、またお越し下さい。いつでもお待ちしております。」

と、レジの女性が素敵な笑顔で見送ってくれました。

ラメリックの京都行きはこうして続いています。

イノダコーヒー三条支店

イノダコーヒー

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