「ハァ 踊りお~どるな~ら チョイト東京音頭~ ヨイヨイ~」

ラメリックとヒゲラメは毎年恒例の盆踊りを見に行きました。地元吉祥寺の丸井の屋上で7月の最終土日に開催されます。

「花のみ~や~こ~の~ 花の都の真中で~ サテ ヤットナ~ ソレ ヨイヨイヨイ~ ヤットナ~ ソレ ヨイヨイヨイ~」

ラメリックたちが会場に来た時は、東京音頭が鳴り響いていました。

舞台が出来ていて、その周りにちょうちん風のあかりがついていて、屋台もたくさん出ています。

舞台を囲んで、みんなが踊っています。

お兄ちゃんも、おじいちゃんも、おばちゃんも、おねちゃんも、小さい子まで。

観光で来ている外国の人たちも、舞台の上で踊っているおねえさんがたを見ながら踊っています。

ラメリックたちは踊らずに、舞台の上で踊っているおねえさんがたを見たり、舞台の周りで踊っている人たちを見たり、それらを写真に撮っている人を見たり、ただそんなことをしているだけで、楽しんでいました。

あの音楽が鳴ると、どこに居てもその空間に自分の身を置きたくなってしまいます。

盆踊りのメロディは日本人のDNAの中に組みこまれているようです。

楽しんでいる人の年齢層は広く、ざっと見たところ赤ちゃんから90代くらいです。

そして、舞台の上の主役のおねえさまがたは、60代か70代です。

その年代の方が主役というのが、また、たまらなくステキです。

主役は60代、70代

主役は60代、70代

主役のおねえさまがたの踊りはキレがあり、みなさん手の先までピッタリ揃っていて、お揃いの浴衣がより映えて見えます。

きっと、みんなで集まりどこかで練習していたのでしょう。そして、今日が本番です。おねえさまがたはみなさん、お顔がイキイキしています。

ラメリックは小さい頃、夏になると盆踊りやお祭りが大好きでした。始まるのが待ちきれなくて、始まる前からその場所にいた記憶があります。

そして、お決まりのパターンは踊りや祭りが終わっても、すぐには帰らず、その場に居座っていたように記憶しています。

振り返ってみれば、ラメリックを連れてきている家族は、さぞかし大変だったろうと今は大反省しています。

そのせいか、ラメリックの母は、ラメリックの事をいつも「あきらめが悪い」と言います。

しかし、今年のラメリックたちは、東京音頭を3度だけ聴き、盆踊り会場を後にしました。母がこの事実を知ったら、きっとビックリすると思います。

井の頭公園を通り抜けて帰ると、たくさんの人が公園のいたる所に座り、スマホを見ながら何かしていました。普段の土日の何倍かの人数です。

ラメリックは「盆踊りの帰りかな?」とひとりごとのようにつぶやきましたが、「違うよ、みんなポケモンを捕まえているんだよ~」とヒゲラメに事実をおそわりました。

この風景も今年の夏の記憶に残りそうです。